【Lenovo LOQ 15IRX9を購入ガチレビュー】動画編集用パソコンでおすすめな理由は? GPU RTX4060付はダテじゃなかった!

lenovo loq レビューーガジェット大魔王2

動画編集に欠かせないパソコン選び。

特に、処理速度やグラフィック性能が重要な要素となりますが、Lenovo LOQ 15IRX9が、注目を集めているのはご存じでしょうか?

このモデルは、NVIDIAの強力なRTX4060 GPU(ハイエンドモデル)を搭載し、クリエイティブな作業に最適なパワーを持っています。

実際に購入して試してみたところ、その破壊力は予想以上!

今回は、Lenovo LOQ 15IRX9のスペックや使い勝手を詳しく解説し、なぜこのモデルが動画編集におすすめなのかをガチレビューします。

これからパソコンを購入予定の方や、編集作業でストレスを感じている方に必見の内容です!

目次

Lenovo LOQ 15IRX9のメリット・デメリット

Lenovo LOQ 15IRX9
メリット
  • 高いコストパフォーマンス
  • 優れた冷却性能。
  • 高リフレッシュレートのディスプレイ
デメリット
  • バッテリーライフが短い。

Lenovo LOQ 15IRX9レビューの解説

ここでは、私が上記レビューの評価に至った経緯を解説しています。

高いコストパフォーマンス

同じ仕様のモデルと比較しても、コスパが高いと言えます。

何せ、GPUがRTX3050 Laptopを搭載しているノートゲーミングPCは中古でも10万円前後が多く、たまに8万円の掘り出し物が出たらいいくらいです。

下位グレードであっても、約11万円でCPUが13世代、GPUがRTX3050 LaptopのPCが新品で買えてしまうので、CPUですら型落ちの中古PCをあえて買う理由なんて微塵も考えられません!

予算に余裕があれば、GPUがRTX4050やRTX4060のモデルにすれば、さらに幸せになれると思いますね。

優れた冷却性能

ノートゲーミングPCは、ただでさえCPUから高熱が出るのに、優れたGPUを搭載していることもあり、さらに高熱を放出せざるを得ません。

Lenovo LOQ 15IRX9では、外側に向かって回転するデュアル・ファンを採用し、デバイス背面から効率的に熱を排出しています。

机などに据え置きで使っている分には、ゲーム中に熱風が手に当たることは当たらないような設計となっていますから、そういった点では快適です。

高リフレッシュレート

ノートゲーミングPCは、リフレッシュレートが高い方がいいに決まってます。

フレッシュレートが144Hzと高くなっており、滑らかな映像表示となっています。

バッテリーライフが短い

消費電流を食うGPUが搭載されているので、バッテリーライフは短めです。

動画編集をしていると、長くても2時間はバッテリーがもたない印象を受けました。

コストが安いため、バッテリーもその分小さいのでしょうから、小まめな充電が必要です。

Lenovo LOQ 15IRX9の実働テスト

動画のエンコード

お仕事で動画編集を使う向きでは、大抵Adobe Premiere Proを使っています。

編集でのモタツキ以外に動画を納品する状態(エンコード)する必要がありますので、その時間如何によって、損得勘定が発生します。

本機ではどうなのでしょうか?

まずは、ACアダプターを繋げた状態で、各種設定を変更して、エンコードに掛かる時間を測定してみました。

パフォーマンスモード+
dGPUモード
パフォーマンスモード+
ハイブリッドモード
バランスモード+
ハイブリッドモード
(初期状態)
Premiere Proでの
23分動画の
エンコード時間
1:000:570:57
GPU動作モード
  • dGPUモード:内蔵されているGPUのみ使用(今回はRTX4060)
  • ハイブリッドモード:CPU内蔵のGPUと内蔵されているGPU(RTX4060)を両方動かして、GPU(RTX4060)に負担が減るようにする(初期状態)。
  • iGPUモード(今回使用せず):CPU内蔵のGPUを使用。一番消費電力が少なくなるものの、エンコードに時間がかかる。
サーマルモード
  • パフォーマンスモード:消費電流を上げ、ファンをフル回転。性能重視なので、消費電流が大きい。ACアダプター接続時のみ使用可能。
  • バランスモード:システム要件に応じて、ファンの回転数などを調整する(初期状態)。
  • 静音モード(今回使用せず):パフォーマンスを下げつつ、ファンの回転数も落として、静かに動作させる。消費電流が抑えられるものの、ゲームや動画編集には向かない。
  • カスタムモード(今回使用せず):自分の好みのパフォーマンスとファンの回転数に調整する。

なんと!初期状態でも、57秒という好タイムなのです。

RTX4060のみで動かした場合は、負担が大きすぎるのか、若干タイムは落ちるけれど、それでも1分とは…。

続いては、ACアダプターとバッテリー動作の違いをテストしてみました。

バランスモード+ハイブリッドモード(ACアダプター動作)バランスモード+ハイブリッドモード(バッテリー動作)
Premiere Proでの
23分動画の
エンコード時間
0:571:11

バッテリーのみの状態だと、電流を取ることができなくなるためなのか、タイムが落ちてしまいました。

それでも1分前半という好タイムをマークしています。

実は、i5 10世代のPC+RTX4070 GPUの組み合わせで5~6分掛かっていたので、かなりの時短になっています。

お高いGPUを搭載した古いデスクトップPCで動画編集をする理由もなく、引導を渡すことになりそう…。

その分、頑張って家事やってね!

FF XVベンチマークでのテスト

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dGPUモード、GPUクロックオフセットを200MHz、VRAMクロックオフセットを400MHzにセットした。
Alienware x14 R2(参考)LOQ 15IRX9
FF XVベンチマーク高品質スコア1068810717

重い負荷でテストするFF XVベンチマークが一時見つからなくなったのですが、先日見つけたので、テストしてみました。

以前、GPUが同じRTX4060を搭載したDELLのAlienware X14 R2でテストした際、高品質のスコアが楽々10000を越えていましたが、初期設定の場合は、スコアが10000を下回るという散々たる結果でした。

あちらとLOQ 15IRX9とは価格差がありすぎるので、仕方ないのかな…と。

そうは言っても、使用したAlienware X14 R2に搭載されていたCPUもi7の13世代と然程大差がなかったはずなので、少々解せないものがありました。

そこで、上の画像のように、色々設定を弄ってみた所、やっとスコアが10000を越え、しかも微々たる差ではありますが、Alienware X14 R2のスコアを上回るようになりました。

もしかすると、バッテリーライフを考えて、パフォーマンスを抑えめにしているのかも知れないね。

リフレッシュレートのテスト

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dGPUモード、GPUクロックオフセットを200MHz、VRAMクロックオフセットを400MHzにセットした。

今度はリフレッシュレートのテストができるUFO Testという厳しめのテストサイトを使って、リフレッシュレートを測定。

設定によっては残像が見える場合もあったのですが、FF XVでテストしたクロックオフセットをGPU/VRAM共に最大設定とした所、残像は気になりませんでした。

動画を見ている分には、標準設定でも、特に気にならなかったねぇ。

ゲームの場合は、残像が気になる場合もありえるので、クロックオフセットを最大設定にして試してみてくださいね。

Lenovo LOQ 15IRX9の製品情報

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Lenovo LOQ 15IRX9は、エントリーレベルのゲーミングノートPCで、優れたコストパフォーマンスを提供。

特にゲームやクリエイティブ作業に適した性能を持ち、以下のような特徴があります。

主なスペック

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主なスペック
  • CPU: 第13世代インテル i5-13450HX /Core i7-13650HXを搭載。14コア(6つのパフォーマンスコアと8つの効率コア)で、最大クロックは、それぞれ4.6/4.9GHzです。
  • GPU: NVIDIA GeForce RTX 3050/RTX4050/RTX4060(いずれか) Laptop GPUを搭載。8GBのGDDR6メモリを持ち、VRや高度なグラフィックス処理に対応しています。
  • メモリ: 16GB DDR5-4800MHz(SODIMM)、最大32GBまで拡張可能です。モデルによっては、社外品のものと相性の悪いメモリが搭載されている場合があり、起動できなかったことが報告されています。その際は、全て社外品のものに揃えるとよいそうです。
  • ストレージ: 512GBのM.2 SSDを搭載し、最大2TBまでの拡張が可能です。
  • 内蔵カメラ:1080ピクセルのFHD対応で、カスタムモデル以外は電子式プライバシーシャッター付です。
  • ワイヤレス:Wi-Fi 6対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) 2x2 /Bluetoothとなっています。

デザインと機能

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デザインと機能
  • 冷却機構: 「ColdFront Hyper」を採用し、底面から外気を吸入し、背面に排出することで効率的な冷却を実現しています。
  • ポート: USB-C、USB-A、HDMI、イーサネットポートなど、豊富な接続オプションを備えています。
  • バッテリー: 60Whの4セルリチウムポリマーバッテリーを搭載し、Rapid Charge Proによる高速充電が可能です。

Lenovo LOQ 15IRX9のディスプレイ

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Lenovo LOQ 15IRX9のディスプレイは、以下のような具体的な性能を持っています。

Lenovo LOQ 15IRX9のディスプレイ
  • サイズと解像度: 15.6インチの16:9フルHD(1920×1080ピクセル)ディスプレイを搭載しています。
  • パネルタイプ: IPS液晶を採用しており、広い視野角を提供します。
  • リフレッシュレート: 144Hzのリフレッシュレートにより、滑らかな映像表示が可能です。
  • 色域: 100% sRGBの色域をカバーしており、色再現性が高く、映像が美しく表示されます。
  • 輝度: 300ニトの輝度を持ち、明るい環境でも視認性が良好です。
  • 反応速度:Lenovo LOQ 15IRX9のディスプレイの反応速度は約32ミリ秒です(情報ソース)

Lenovo LOQ 15IRX9は、ゲーマーやクリエイターにとって魅力的な選択肢であり、優れたパフォーマンスとリーズナブルな価格が特徴と言えますね。

Lenovo LOQ 15IRX9各モデルの違い

ゲーミングPCと称するものでも、GTX1060といった何世代も前の古いGPUが搭載されていたりして。
何でなの?

敢えて古いGPUを使うことで、価格を抑えるためなんだ。
とても今時のゲーミングPCと呼ぶのには首をかしげてしまうものも存在しているね。

ゲーミングノートPCであるLenovo LOQ 15IRX9には、下記の5つのモデルが存在しています。

最低価格が10万円前半でありながらも、GPUにRTX3050が搭載されているだけでなく、最上位機種は15万円台でRTX4060 Laptopが搭載されているなど贅を尽くした設計になっています。

GPUパワーを使うゲームは元より、エンコードの際にGPUパワーが活用される動画編集にも最適と言えます。

製品番号83DV00KNJP83DVCTO1WW
JP2
83DV00QLJP 83DV00KLJP83DV00KMJP
価格¥107,800¥118,030~¥132,880¥139,920¥154,990
プロセッサーインテル
i5-13450HX
インテル
i7-13650HX
GPU NVIDIA GeForce RTX3050 LaptopNVIDIA GeForce RTX4050 LaptopNVIDIA GeForce RTX4060 Laptop
メモリ16GB16GB(8Gx2)16GB
電源アダプター170W170W スリムACアダプター (3ピン)170W230W
Microsoft Officeの有無なし選択可能ありなしなし
製品出荷1~2日3~4週間1~2日1~2日1~2日
備考通常モデルカスタマイズモデル通常モデル通常モデル通常モデル

モデルによってCPUとGPUが異なる

GPU RTX3050搭載モデルはi5-13450HX一択になります。

ただし、カスタマイズモデルに関しては、CPUにi7-13650HX、GPUにRTX4050/RTX4060、Officeなし、SSDを1TBにしたりとカスタマイズが可能です。

カスタマイズモデルは、初めから自由度が効く半面、欲しい時すぐ手に入らないのが欠点だね。

i7-13650HXが搭載されているモデルは、RTX4050かRTX4060になるのですが、16,000円位の差があります。

動画編集のエンコードには、多少時間差が出てきますので、16,000円差であれば、ハイエンドモデルのRTX4060搭載モデルがおすすめですよ!

先に紹介したように、GPU動作モードやサーマルモードが設定でき、自分の好みに応じたパフォーマンスで使うことができるのです。

チャージャーが異なる

GPUの消費電力の関係上、RTX4050までは170Wですが、RTX4060は230Wと出力が大きくなっています。

カスタマイズモデルのみ3ピンとなっているようですが、2ピンの変換プラグが付属しているか不明です。

Lenovo LOQ 15IRX9のまとめ

今回レビューしたLenovo LOQ 15IRX9は、動画編集やゲームプレイなど高負荷な作業を快適にこなすためのコストパフォーマンスに優れたノートPCです。

比較的新しい第13世代インテルCore i5/i7プロセッサーと、NVIDIAのRTX3050からRTX4060 Laptop GPUまで搭載可能で、自分のニーズや予算に合わせて選択できます。

特にRTX4060搭載モデルは、そのパワフルなGPU性能により、エンコード時間の短縮や滑らかな映像表示が可能ですよ。

優れた冷却性能や高リフレッシュレートのディスプレイも搭載しており、長時間の作業でも快適さを維持します。

一方で、バッテリーライフが短いというデメリットはありますが、据え置きでの使用がメインであれば大きな問題ではないでしょう。

総合的に見て、Lenovo LOQ 15IRX9は高い性能とリーズナブルな価格を両立した、動画編集に最適なコスパのいい一台と言えるね。

これからパソコンの購入を検討している方や、動画編集でストレスを感じている方は、ぜひLenovo LOQ 15IRX9をチェックしてみてください。

そのコストパフォーマンスの高さに、きっと満足できるはずです。

こんなPC達もありますよ!

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