ラダーの基礎が分かれば、簡単なプログラミングが可能です。
書籍を見ると、難しく書いてありますが、簡単に考えると、下記のようになります。
【入力=サブスイッチ】
1.ON:スイッチになっていて、通常は切れている状態。スイッチを入れると、繋がる。
2.OFF:こちらもスイッチになっていて、通常は繋がった状態。スイッチを入れると、切れる。
【出力=メインスイッチ】
3.OFF→ON:スイッチになっていて、通常は切れている状態。入力が全て繋がった時、出力端子が繋がる。
4.ON→OFF:スイッチになっていて、通常は繋がっている状態。入力が全て繋がった時、出力端子が切れる。
小学校の理科の実験で使った、スイッチと乾電池・豆電球をイメージすればよいでしょうか。
通常は豆電球は光らないが、スイッチを入れると、豆電球が光る。
考え方は、それと一緒ですが、実際は、入力と出力、それぞれスイッチに相当するものが入っていて、入力(サブスイッチ)が全て繋がると、出力(メインスイッチ)が繋がる/切れる仕組みになっています。
例1.通常出力OFF。2つの入力をONすると、出力がOFF→ONする。
例2.通常出力OFF。2つある入力のいずれかをONすると、出力がOFF→ONする。
例3.通常出力ON。2つの入力をONすると、出力がON→OFFする。
例4.通常出力ON。2つある入力のいずれかをONすると、出力がON→OFFする。
例1はAND回路、例2はOR回路、例3はNAND回路、例4はNOR回路といい、これらを論理回路と呼んでいます。
回路図にマンボーのような記号を使うヤツです。
これらを組み合わせれば、取りあえずはPLCで簡単な動作ができるようになりますが、他の命令と組み合わせることにより、もっと高度な機能を持たせることができます。
メーカーが配布しているPLCのマニュアルを熟読して、更に使いこなしてくださいね!