ラダーでも色々手法がある

目次

Yahoo!知恵袋を見て

調べ物をしていて、面白い例題を見つけてしまいました。

出所は、Yahoo!知恵袋で1秒ごとにカウントして、1番目と5番目はON、2~4番目はOFFとなるような回路を組みたいというもの。

そこに実例をニモニックで出してくれた人がいました。
それをラダープログラムにすると↓



これは、データメモリーD0へ初め0を格納して、足し算をしていき、1番目と5番目に出力100.00がONになる。6回目にD0をリフレッシュして、0とするという方法です。

他にもやり方がある

他にもやり方があるのでは、と考えてみたのが下記の方法です。 



私の場合は、カウンタを使ってみました。
出力結果は同じで、カウンタが0になったら、カウンタにリセットを掛けて、5に戻す方法です。

「ん?」と思われたあなたは賢い!

カウンタは、動作がカウントダウンするようになっています。つまり、例のように、数値を5と入力すると、5,4,3,2,1,0というようにカウントダウンしていくのです。
動作を詳しく見ていきますと、カウント5(1回目)の時に出力100.00はONとなり、カウント4,3,2(2~4回目)の時は出力100.00はOFFとなります。
続いて、カウント1(5回目)になると再び出力100.00はONとなり、カウント0(6回目)の時はカウンターをリセットすることにより、カウント5に戻します。

以前、私もC言語の通信教育を受けたのですが、その際、結果が同じでも、プログラムが一字一句違うとマイナスとなってしまいます。
しかし、プログラムは、希望した動作をすれば100点であり、みんなと同じでなくてもよいのです。
(バグがあってはいけませんが…)

PLCを扱う初心者にお勧め!

PLCを扱うようになって困ってしまうのが、どのような回路にしたらよいか。私も結構苦労しました。経験が物を言う世界ではありますが、PLCは仕事で扱う向きが多いでしょうから、早くマスターしたい所です。

そこで、PLCを扱う初心者にお勧めしたい書籍があります。日刊工業新聞社発行の「必携 PLCを使ったシーケンス制御プログラム定石集 装置を動かすラダー図作成のテクニック」という本で、実例を交えていくつかの回路を分かりやすく紹介しています。読んでいて、今更ではありますが、私の時代にあったらよかったのに…などと思ってしまいます。

今から始める方が羨ましいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次