液晶TVの処分を自分でやってみた!特定家電の処分のノウハウ教えます

この記事を書いた人(きのぴぃ)
部品メーカー広告宣伝記事・電気系の雑誌や無線雑誌の元ライターをやってました。
以前よりガジェット集めをやっており、本業(電子機器メーカー勤務)の知見を活かしたレビューが得意です。
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先日、Android TVを購入したのだが、故障したTVを廃棄処分することになった。TVの廃棄処分は説明を見ていると面倒臭そうにも思えるが、実際はどうなんだろう。おいらが手続きを行ってみて分かったTV廃棄のコツをレポートしたい。

目次

難関は家電リサイクル券の入手

TVなど特定の家電に関しては、燃やせないゴミでは捨てられない。もし、まだ使用可能なのであれば、リサイクルショップへの持ち込みをお勧めしたい。
また、新しめの家電であれば、無償で引き取る回収業者もいるので、ググってみては。

今回のように故障してしまったケースだと、以前と違い、どこの回収業者も回収しないので、地方自治体が指定する処分業者に依頼するか、買い替える際に販売店に処分を依頼することになる。

パターンとしては、次の通り。

  1. 直接地方自治体指定の処分業者に持ち込む。
  2. 地方自治体指定の処分業者に引き取りを依頼する。
  3. 販売店に引き取りを依頼する(買い替えの場合は、収集運搬料を若干安くする場合あり)。
  4. 地方自治体指定されていない処分業者に引き取りを依頼する。

業者へ直接持ち込んだ方がお得!

金額を算出すると、販売店へ処分を依頼するよりも、1の直接(自分で)処分業者に持ち込むのが一番安いことが分かった。でも、これは、処分しようとする家電を積むことができる車がある人向き。
おいらはミニバンで液晶TVを積むのはラクチンなので、直接処分業者に持ち込む方法を選択した(処分業者によっては、土日も営業している所もある)。ブラウン管TVも処分したかったし。

収集運搬料なる金額が発生するけれど、面倒臭がりな人の場合は、2あるいは3の方法が面倒はないかも知れないね(マンションの高層階に住んでいる人の場合は、更に運搬費用が掛かる場合もあり)。

3の販売店に引き取りの場合、TVだと、指定メーカーであり、尚且つ液晶TVでないとダメ(ブラウン管TVはダメ)だったりするので、ご注意を。
ブラウン管TVなどの場合は、2の方法を取ることになるけれど、依頼する上で、収集運搬料などの手数料を決めるため業者とのやりとりが面倒ではあるね。

4の場合は、かなり割高となるのはご覚悟を。

1の方法は、ゆうちょ銀行(郵便局)で家電リサイクル券を入手し、振り込みする必要がある。平日でないとダメなので、郵便局に行けない人は難しいかも。
3の販売店に依頼する方法は、自治体専用の家電リサイクル券というのを持っているようだ。2の方法は、業者によっては家電リサイクル券を持ち合わせていないことがあるようなので(おいらが今回持ち込んだ業者がそうだった)、依頼する業者に聞いてみてほしい。

振り込みは窓口でなくてもOK

我が家に自家用車もあるし、有給休暇を取得すればいいので、今回おいらは1の方法を取った。まずは振込するまでの手順を書いておきたい。

STEP
料金及びコードを調べる

1の方法の場合、家電リサイクル券を使って、料金を振り込む必要がある。まずは、こちらのサイトから、家電リサイクル料金、製造業者等名コード、品目・料金区分コードを調べる。

STEP
ゆうちょ銀行で家電リサイクル券をゲット

家電リサイクル券に振り込み用紙が付いていて、排出者の住所・名前(一部は名前だけでOK)、電話番号、先程のサイトに表示されている製造業者等名コード、品目・料金区分コード、リサイクル料金を記入。

STEP
ゆうちょ銀行で振込する

家電リサイクル券を窓口に持っていくか、ATMで振り込み用紙を使って振り込みすればいい。おいらはATMを使って振り込みした。

直接処分業者に持ち込む場合は、どちらの振り込み方法でもOKとのことだが、ATMで振り込む場合、そのままだとATMに入らないので、斜線を引いてある部分と「振込払込受付証明書」を切り取る必要がある。

それと、家電リサイクル券には両面テープが貼ってあり、「振込払込受付証明書」を貼る分には丁度いいのだが、ATMの「ご利用明細書のコピー」を貼ると若干糊の部分がはみ出てしまうので、適当な紙を貼っておくとベター。そうしないと、何かの拍子に変な紙にくっついてしまいトラブルの元となってしまう。

ATMで振り込んだ場合、窓口で「振込払込受付証明書」に日付印を押してもらうよう説明書きに書いている。時間のある人は日付印を押してもらえばよいが、それならばATMでなく窓口で振込した方がいいと思う。

運送手段があれば、あっという間

リサイクル料金の振り込みが終わったら、今度は廃棄だ。その手順は、次の通りだ。

STEP
近くの廃棄業者を探す

こちらのサイトから近くの廃棄業者を探す。業者によっては、平日以外にも営業している場合があるので、要チェックだ。

STEP
自家用車で廃棄業者に持ち込む

家電リサイクル券を持参のうえ、地方自治体指定の処理業者に持ち込み、持ち込んだものをチェックしてもらってから、控えに処分業者の印を押してもらい、引き取り完了となる。

こんな感じでいいんだ…てな具合。ミニバンさえあれば、1人でも、洗濯機やエアコンだったらできそうだし、その気になれば重い冷蔵庫だって。

特定家電は分解せずに廃棄する方がお得!

YouTubeなどで、家電を分解して燃やせないゴミで処分するという方法を紹介している人がいるけれど、それを回収してくれるか否かは、自治体(回収業者)次第。
ゴミの仕分けも大変だし、分解したものを100%回収してくれるとは限らない(特定家電や業者のごみと思われたら絶対に回収しない)。それに、燃やせないゴミは有料である自治体が増えてきている。

特定家電のならば、手間も考えれると、無理に分解せず、リサイクル料金を払って持ち込んだ方が、割安だったりすることが充分あり得る。次回、家電を買い替える際、また自分で処分業者に持ち込んでみようかと考えている。

処分業者によれば、処分する物の中に関係のない物をしれっと紛れ込ませるユーザーが時々いるらしい。場合によっては、回収してもらえないらしいので、このようなことをしないようくれぐれもご注意を。

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