近年、各メーカーがハイエンドモデルを続々と投入されているワイヤレスイヤホン市場。
その中でも、HUAWEI FreeBuds Pro 4は、音質、ノイズキャンセリング、装着感のすべてにおいてバランスの取れたフラッグシップモデルとして注目を集めています。
HUAWEIの最新完全ワイヤレスイヤホン「FreeBuds Pro 4」は、音質、ノイズキャンセリング、デザインの全てが進化したフラッグシップモデルです。
新たに採用されたデュアルドライバーとデジタルクロスオーバー技術により、ライブのような臨場感あふれるサウンドを実現しています。
さらに、形状記憶フォームイヤーチップの導入で、遮音性が約30%向上し、快適な装着感を提供します。
また、インテリジェントダイナミックANC3.0により、周囲の環境に応じた最適なノイズキャンセリングを自動調整。
通話品質も向上し、騒がしい環境でもクリアな音声を届けます。
デザイン面では、スティック部分に弦楽器のストリングスを思わせる繊細なデザインを施し、高級感を演出。
これらの特長を持つFreeBuds Pro 4は、音楽愛好家からビジネスユーザーまで、幅広いニーズに応える一台です。
本記事では、実際の口コミや詳細なスペックをもとに、FreeBuds Pro 4の魅力を徹底的に解説していきます。
※今回のレビューにあたり、HUAWEI様より製品を借用しています。
HUAWEI FreeBuds Pro 4のメリット・デメリット
どんな素晴らしい製品にも、ユーザーによっては弱点と感じる可能性のあるポイントは存在します。
まず、FreeBuds Pro 4の購入を検討する上で、正直に知っておいてほしい注意点を挙げます。
FreeBuds Pro 4の注意すべきポイント
ここでは、HUAWEI FreeBuds Pro 4の注意すべきポイントについて説明します。
バッテリー持続時間が短い
最新フラッグシップとしては標準的かもしれませんが、競合と比較すると見劣りする可能性があります。
公称スペックではコーデックがAAC・ANCオンだと連続再生は約5時間程度なので、SONY WF-1000XM5（約8時間）やゼンハイザー Momentum TW4（約7時間）などと比較して短いことになります。
しかし、FreeBuds Pro 4との定価ベースでの価格差を考えると致し方なしなところもあります。
実際の使用パターンでの影響はどのようになるのでしょうか。
- 通勤・通学（片道1-2時間と仮定）: 全く問題ありません。ケースで充電すれば数日間は持つでしょう。
- 長時間のフライト: 5時間以上のフライトでは、途中でケースに戻して充電する必要が出てくる可能性が高いです。
- テレワーク（一日中）: 会議や音楽再生で断続的に使用する場合、使い方によっては1日の終わるまでにはバッテリーが切れる可能性も考えられます。
一日中イヤホンをつけっぱなしにするようなヘビーユーザーや、長距離移動が多いユーザーにとっては、バッテリー持続時間がやや物足りないと感じる可能性があります。
競合のロングバッテリーモデルと比較検討する必要があるでしょうが、それは価格とのトレードオフと言えますね。
LDACにすると電池の持ちが悪くなるので注意してね！
それでもHUAWEI FreeBuds Pro 4が選ばれる「圧倒的な理由」
さて、ここまで注意点を正直にお伝えしてきましたが、
じゃあ、このイヤホンはダメなのか？
と思うのは早計です。
これらの点を差し引いても、HUAWEI FreeBuds Pro 4には、それを補って余りあるほどの圧倒的な魅力と実力が備わっています。
ここからは、なぜ多くのユーザーがFreeBuds Pro 4を選び、高く評価しているのか、その理由を徹底的に解説します。
デュアルドライバーとハイレゾが織りなすサウンド
▲FreeBuds Pro初代ではダイナミックドライバーのみだったのが、FreeBuds Pro2（手前左）からデュアルドライバー化。FreeBuds Pro3（手前右）、FreeBuds Pro4（奥）へと伝統が受け継がれている。
まず、FreeBuds Pro 4の音質は、同価格帯のワイヤレスイヤホンの中でも間違いなくトップクラスといえるでしょう。
なぜなら、今回はコンサートホールで聴いているようなリスニング体験を実現するためCentral Conservatory of Music（北京）の音楽家がHUAWEI FreeBuds Pro 4のチューニングに参加しているからです。
また、高音質の秘密は、先進的な技術の組み合わせにあります。
低音域を担当する11mm大口径ダイナミックドライバーと、中高音域を担当する革新的な平面振動板(マイクロプレーナー)ドライバーを組み合わせたデュアル構成を採用。
これにより、シングルドライバーでは難しい14Hzの深く沈む低音から、48kHzのクリアで伸びやかな高音まで、驚くほどワイドレンジな再生を実現しています。
- ダイナミックドライバー: 低音域担当である11mm大口径ダイナミックドライバーによりパワフルで量感豊かな低音を生み出します。
- 平面振動版: 高音域担当。非常に応答性が高く歪みが少ないため、ボーカルの息遣いや弦楽器の繊細な響き、シンバルのきらめきまで、驚くほどクリアに、そしてリアルに描き出します。
Androidユーザーの多くが利用できるLDACコーデックに対応。最大990kbpsでハイレゾ音源（最大96kHz/24bit）を伝送し、CDを超える情報量を持つサウンドをワイヤレスで楽しめます。
HUAWEIデバイスユーザーなら、さらに上のL2HC 4.0（最大2.3Mbps）でロスレスに近い究極の音質を体験可能なのですが、日本向けモデルは高音質コーデックはLDACまでとアナウンスされています。
FreeBuds Pro 4の音質は、ただ音楽を聴く行為を、深い感動体験へと昇華させてくれる力を持っています。
FreeBuds Pro2/3/4の周波数特性の違いを測定してみましたが、決して悪くはないものの、好みに分かれそうです。
FreeBuds Pro2/3/4の周波数特性の違い（タップするとご覧になれます）
FreeBuds Pro4は、ミッドの特性を重点的にチューニングされています。
少々いびつではありますが、後述するカジェログさんのレビューにある「高域と低域に適度なメリハリがある「弱W字型」の音響特性」というのがこれのグラフから読み取れますね。
カジェログさんが「弱」と仰っているのは、500Hzあたりが際立って出っ張っているからではないかと推測しています。
FreeBuds Pro2の特性は比較的平らに近いのですが、重ねあわせると、FreeBuds Pro4は500Hz前後が特に盛り上がっているのが分かります。
聞き比べると、FreeBuds Pro4の方がメリハリがあってよさそうに聞こえます。
FreeBuds Pro2よりも低域+高域に手を加えたのがFreeBuds Pro3ですが、FreeBuds Pro4では低域・高域を控えめにしています。
やはり、500Hz前後の盛り上がりが目立つので、この辺はチューニングに参加した人の好みと言えそうですが、決して悪い印象は受けませんでした。
楽曲によっては、低域や高域がもう少し欲しいなと思う場面もあります。
グラフから見ると、FreeBuds Pro3の方が8kHzより上の周波数でレベルが高く、聴感上ではシンバルの音が際立っているように感じます。
私はFreeBuds Pro3の方が好きかも。
続いては、形状記憶フォームとシリコンのイヤーピースの違いを測定してみました。
シリコンの際、500Hzくらいのところでピークがありましたが、形状記憶フォームにするとピークがなくなりフラットになりました。
聞き疲れしたくない人には、形状記憶フォームはピッタリなのかも知れませんね。
2万円クラス最高のANC＆通話品質
現代のイヤホンに不可欠なANC（ノイズキャンセリング）と通話品質、FreeBuds Pro 4はこの両方で、2万円クラス最高の実力を誇ります。
最新のインテリジェント・ダイナミックANC 3.0を搭載。4つの高精度マイクとAIアルゴリズムが、周囲の騒音環境をリアルタイムで分析。
飛行機、電車、カフェ、オフィスなど、状況に応じてノイズキャンセリングのレベルを自動で最適化してくれます。もう、自分でモードを切り替える必要はありません。
- 最大100dBカット: 業界最高水準のノイズカット能力で、特に通勤電車や飛行機のエンジン音のような低周波ノイズを劇的に低減。「周りの音が消えた！」と驚くほどの静寂をもたらし、音楽への没入感や作業への集中力を飛躍的に高めます。
- 自然な外音取り込み: 周囲の音を聞きたいときは、自然でクリアな外音取り込みモードに切り替え可能。「音声強調モード」を使えば、イヤホンをしたまま会話もスムーズです。
テレワークや外出先での通話が多い方に朗報です。
FreeBuds Pro 4は、4つのマイクに加えて骨伝導VPUマイクを搭載。
- 骨伝導VPUマイクの威力: あなたの声帯の振動を直接検知し、周囲の騒音とあなたの声を正確に分離。風の強い屋外（風速10m/sでもOKという情報も！）や、騒がしい駅のホーム、カフェの中でも、あなたの声だけをクリアに拾い上げ、相手に届けます。
- AIノイズリダクション: さらにAIが環境ノイズを学習・除去。相手の声もクリアに聞こえます。
- ユーザーの声: 「どこで電話しても相手に『すごくクリアに聞こえる』と言われる」「オンライン会議で聞き返されることがなくなった」など、その効果は絶大。
FreeBuds Pro 4があれば、どんな場所でも、あなただけの静かな空間と、ストレスのないクリアなコミュニケーションが手に入ります。
急速充電とワイヤレス充電
多くの最新イヤホン同様、FreeBuds Pro 4も急速充電に対応しており、40分で充電が完了します。
これにより、短時間の充電でカバーできる場面もあるでしょう。
また、ワイヤレス充電にも対応しており、約150分で充電が完了できます。
FreeBuds Pro 4は、ストレスなく使える、あなたの毎日に欠かせないパートナーとなるでしょう。
ぴったりフィットの形状記憶フォームを採用
どんなに高性能でも、使い心地が悪ければ意味がありませんので、FreeBuds Pro 4では、装着感にも徹底的にこだわっています。
コンプライなど通常のフォームでできたイヤーピースでは、潰してから耳に挿入するのですが、標準付属の形状記憶フォームが広がっていき、ぴったりとフィットするので、 圧迫感が少なく、長時間装着していても耳が痛くなりにくいと大好評です。
「もう他のイヤホンに戻れない」という声も多数あります。
もちろん、従来のシリコンチップも付属しているので、好みに応じて選べます。
FreeBuds Pro 4口コミ＆評判まとめ
私だけの評価では偏りがあるかもしれません。
そこで、実際にHUAWEI FreeBuds Pro 4を使っている他のユーザーの声も集めてみました。
実際のユーザー評価をどうでしょうか。
ガジェット系ブロガーの評価はこうだ！
【音質の特徴について】
- 音場表現、特に定位がはっきりしているため、テクノなどの打ち込み系も楽しめる。
- 活き活きとした歌声を披露してくれる。
- たっぷりとした量感を持つ低域。
【音質の特徴について】
- 音の傾向は基本的にはニュートラル〜ややウォーム寄りくらいな感覚。
- 高域と低域に適度なメリハリがある「弱W字型」の音響特性。
【ノイズキャンセルについて】
ノイズキャンセリング性能が前作から向上し「かなり高め」「かなり強い」という評価。
【装着感・フィット感について】
- 前作から引き続き良好な装着感を維持
- ショートスティック型を採用しているため、耳内の圧迫感が少なく長時間装着しても快適。
- フォームイヤーチップを使用すると圧迫感を加えずに安定したフィット感が得られる。
- デザイン的にもスマートで、前から見ても飛び出し感は少なめ。
【音質の違いについて】
- 音質は前作から引き続き、音のつながりが滑らかで聴き疲れしにくいチューニング。
- 前作よりも締まりのあるサウンドに変化。
【音質について】
「洗練された厚みのあるサウンド」「フラットなモニターライクな印象」
【ノイズキャンセルについて】
ノイズキャンセリング性能が前作から向上し「かなり高め」「かなり強い」という評価。
【デザインについて】
- 「デザインを見た瞬間、再び購買意欲が掻き立てられた」というユーザーの声も。
- 前作より高級感がアップしている。
【機能・操作性について】
- タップ操作、スライド操作など操作項目が豊富。
【コストパフォーマンスについて】
「この価格でここまでの完成度のワイヤレスイヤホンを実現しているのは、やはりHUAWEI、恐るべし」というユーザーの声も。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/huaweistore/55037053.html
全体として、一部のデメリット（特にケースサイズやバッテリー持ち）を指摘する声はあるものの、それを大きく上回るメリット（音質、ANC、通話品質、装着感、コスパ）に対する満足度が非常に高いことがわかります。
特に、Androidユーザーからの評価は上々です。
注意点を理解し、自分の使い方に合っていると判断できれば、HUAWEI FreeBuds Pro 4は非常に満足度の高い買い物になる可能性が高いと言えるでしょう。
ネットで情報を探していたら、明らかにAIで書かれたデタラメな内容のサイトが結構ありました。
意外と検索上位のサイトもあるんですよね。
以前から気になっていましたが、AIでの検索でもこれらの情報が引っかかってしまいますので、みなさまにおかれましてはくれぐれも注意してください。
使用した画像がないところは、100％AIといっても過言ではありませんね。書いている内容をAIで引っ張ってくるので、知っている人が見るとハルシネーション（でたらめ）だらけなのが分かるし…。
L2HC 4.0コーデックの恩恵は限定的
日本向けのHUAWEIサイトでは、ハイレゾオーディオ990kbps伝送（LDACのこと）という記述はあれど、コーデックの記述については一切行っていません。
中国国内向けのHUAWEIサイトでは、FreeBuds Pro 4の目玉機能の一つとしているのは2.3Mbps伝送のロスレスコーデックL2HC 4.0となっていますが、その恩恵を受けられるユーザーは限られます。
L2HC 4.0の対応デバイスは現状HUAWEI製の最新スマートフォンやタブレットなど、ごく一部のデバイスしかありません。
ほとんどのAndroidユーザーやiPhoneユーザーはL2HC 4.0コーデックを利用できないのです。
HUAWEIデバイスが殆ど出回らなくなった日本の場合、LDACコーデック（最大990kbps）が利用可能な最高音質となっています。
いずれにしても過度な高音質コーデックは必要ないんじゃないかなぁ…。
音響機器の場合は特徴が出しにくいので高音質コーデック競争になったのでしょうけど、HUAWEIに限らず、もっとユーザーファーストなところで競争をしてほしいものですよね。
▼▼ 別サイトにLDACについて言及する記事を書いていますので、ぜひご覧ください ▼▼
HUAWEI FreeBuds Pro 4の仕様
製品概要と特徴
HUAWEI FreeBuds Pro 4は、HUAWEIの最新ワイヤレスイヤホンであり、前モデルのFreeBuds Pro 3からさらに進化したノイズキャンセリング機能や音質向上が期待される製品です。
- 11mmダイナミック+平面振動板デュアルドライバー搭載
- ハイレゾ音源（LDAC/990kbps）対応
- インテリジェントダイナミックANC（アクティブノイズキャンセリング）
- 骨伝導VPUマイク+AIノイズリダクションで通話品質向上
- 片耳わずか5.8gの軽量デザイン
- Bluetooth 5.2搭載、マルチポイント接続対応
ターゲットユーザー
HUAWEI FreeBuds Pro 4は、以下のようなユーザーに特におすすめです。
- 高音質な音楽体験を求めるユーザー
- 通話品質を重視するビジネスユーザー
- 通勤・移動中に快適に使用したいユーザー
- HUAWEIデバイスとの親和性を求めるユーザー
前モデル（FreeBuds Pro 3）からの進化点
前モデルから次のような点が進化してます。
- ノイズキャンセリング性能の向上（Bose並みのANC性能）
- より高解像度な音質（LDAC対応）
- 通話性能の向上（骨伝導VPUマイク採用）
- デザインの改良（装着感の向上、形状記憶フォーム採用）
- 付属品が増えたことによる個装箱の大型化（Pro2とPro3はほぼ同じ大きさ）
ちょっぴり高級感が増した気も
【イヤホンのライバル製品比較】結局どれがいいの？
でも、やっぱりAirPods ProやSONY WF-1000XM5も気になるよな…
という方のために、主要ライバルとの比較ポイントを改めて整理し、FreeBuds Pro 4の優位性を明らかにします。
FreeBuds Pro 4 vs Apple AirPods Pro (第2世代)
勝負のポイント: エコシステム vs 総合性能＆コスパ
| FreeBuds Pro 4のメリット | Apple AirPods Pro 2のメリット |
|---|---|
| 装着感: 形状記憶フォームによる快適性 価格: 定価で1万円以上安い傾向 通話品質： 騒音下でのクリアさ（骨伝導VPUマイク） Android連携：フルスペックを発揮 | iPhone/Apple連携: シームレスさ、iPhone独自機能が使える ケース携帯性: 圧倒的にコンパクト |
【結論】
iPhoneユーザーならAirPods Pro 2が無難といえる。
音が気に入ったのであれば、コスパのいいFreeBuds Pro 4という線も捨てがたい。
Androidユーザーなら、総合性能とコスパでFreeBuds Pro 4が断然おすすめ。
でもiPhoneユーザーだから、AirPodsでないとダメということはないんだよ
同じスマホなんだけど、なぜかiPhoneの方がお洒落ってイメージがあるのよね。
FreeBuds Pro 4 vs SONY WF-1000XM5
勝負のポイント: バランス＆コスパ vs バッテリー＆ブランド力
| FreeBuds Pro 4のメリット | SONY WF-1000XM5のメリット |
|---|---|
| 装着感: 形状記憶フォームの快適性（XM5はフォームタイプで相性あり） 価格: 定価で1万円以上安い傾向 自動ANC調整: よりインテリジェント？ | バッテリー持続時間: 業界トップクラス（約8時間） ANC性能: 総合力でわずかに上回る ケース携帯性: よりコンパクト |
結論
通話品質は互角レベルだが、バッテリーの持ち最重視ならXM5。
装着感の快適性、クリアな音質、そしてコスパを重視するならFreeBuds Pro 4が魅力的な選択肢。
FreeBuds Pro 4 vs Bose QuietComfort Ultra Earbuds
勝負のポイント: バランス vs ANC絶対性能
| FreeBuds Pro 4のメリット | Bose QC Ultraのメリット |
|---|---|
| 装着感: 圧迫感が少なく快適（Boseはウィングチップで相性あり） 価格：定価で 1万円以上安い傾向 通話品質：騒音下で圧倒的に有利（骨伝導VPUマイク） | ANC性能: 絶対的な静寂性は依然として最強クラス |
結論
ANC性能に一点集中するなら定評のあるBose。
しかし、通話品質、装着感、音質のバランス、価格を考慮すると、多くの人にとってFreeBuds Pro 4の方が使いやすい。
FreeBuds Pro 4 vs ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 4
勝負のポイント: バランス＆機能 vs 音質（自然さ）＆接続技術
| FreeBuds Pro 4のメリット | ゼンハイザー Momentum TW4のメリット |
|---|---|
| ANC性能: より強力 通話品質: 騒音下で有利（骨伝導センサー） 価格: 定価で1万円以上安い傾向 | コーデックなど: Bluetooth 5.4、aptX Adaptiveなど最新規格対応 ケース質感: 高級感がある |
結論
コーデックなど最新規格対応に拘りたいのならMomentum TW4。
ANC、通話、コスパを重視するならFreeBuds Pro 4。
FreeBuds Pro 4は、音質・ANC・通話・装着感といった主要機能すべてが非常に高いレベルでバランス良くまとまっている「優等生」なんです。
競合よりも手頃な価格を実現している点が最大の魅力と言えるね。
特にAndroidユーザーにとっては、弱点の少ない、非常に完成度の高い選択肢となります。
FreeBuds Pro 4 よくある疑問Q&A
購入前に解消しておきたい、細かな疑問点についてQ&A形式で答えます。
- 防水性能IP54ってどのくらい？ 雨や汗は大丈夫？
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IP54は、「IP5X」の防塵性能と「IPX4」の防水性能を併せ持つことを意味します。
IP5X 有害な影響が発生するほどの粉塵の侵入を防ぐ（完全な密閉ではない）。 IPX4 あらゆる方向からの水の飛沫（しぶき）を受けても有害な影響を受けない「生活防水」レベル。 具体的には、雨の中での使用や、運動時の汗程度であれば基本的に問題ありません。
ただし、水没させるなど水に浸けたり、シャワーを浴びながら使ったりすることはできません。
また、充電ケースは防水非対応なので注意が必要です。
例えイヤホンが防水であっても、穴の中に水分が入るのを想定していないから、水が入ると電気回路などに入り込んで故障の原因になるんだ。
イヤホン使用後は、すぐに乾いた布で水分を拭き取ってね！ - 音声遅延はゲームで気になる？
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動画視聴ではほとんど気になりませんが、音と映像のタイミングが非常にシビアなリズムゲームや、一瞬の反応が求められるFPS/TPSなどのアクションゲームでは、わずかな遅延を感じる可能性はあります（どのワイヤレスイヤホンでも同様）。
音の遅れが致命傷にならないゲームであれば、多くの場合問題なくプレイできるでしょう。
- 音漏れは実際どのくらい？
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形状記憶イヤーチップによる高い密閉性もあり、適切な音量であれば、音漏れはかなり少ないです。
電車内や静かなカフェなどでも、常識的な範囲の音量であれば周囲に迷惑をかける心配は少ないでしょう。
ただし、極端な大音量で聞けば、どんなイヤホンでもある程度の音漏れは発生します。
- 片耳だけでも使える？
-
多くの完全ワイヤレスイヤホン同様、左右どちらか片方のイヤホンだけでも使用可能（モノラル再生）です。
片耳で音楽を聴きながら周囲の音も聞きたい場合や、通話時に便利です。
- ファームウェアアップデートは頻繁にある？ 内容は？
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一般的には、発売初期にはバグ修正や機能改善のためのアップデートが比較的頻繁に提供され、その後は安定すると頻度が下がる傾向があります。
機能追加（新しいEQプリセットなど）が行われることもある可能性がありますので、AI Lifeアプリで定期的にアップデートを確認することをお勧めします。
HUAWEI FreeBuds Pro 4の向き不向きについて
これまでのレビューと比較を踏まえ、HUAWEI FreeBuds Pro 4がどんな人に特におすすめできるのか、具体的にまとめます。
特におすすめしたい人
Androidスマートフォンをメインで使っている方
LDACやマルチポイント、AI Lifeアプリの全機能など、FreeBuds Pro 4のポテンシャルを最大限に引き出せます。
AirPods以外の高性能イヤホンを探しているなら、まさに最有力候補です！
オンライン会議や通話が多いビジネスパーソン・テレワーカー
骨伝導VPUマイクによる驚異的にクリアな通話品質は、あなたの仕事の質を確実に向上させます。
場所を選ばずにスムーズなコミュニケーションを実現したい方に。
通勤・通学で騒音に悩まされている方
強力かつインテリジェントなANC 3.0が、毎日の移動を快適なリスニング空間や集中できる時間に変えてくれます。
でも、歩くながら聴くのは危ないので、くれぐれも注意してくださいね。
長時間イヤホンを使う方（音楽鑑賞、動画視聴、作業など）
形状記憶イヤーチップによる、まるでオーダーメイドのような快適な装着感は、長時間の利用でも耳の疲れを最小限に抑えます。
音質もANCも通話品質も妥協したくない、バランス重視の方
どれか一つが突出しているのではなく、すべての機能が高いレベルでまとまっている「優等生」モデル。
様々なシーンで高い満足度を得たい方に。
高性能なイヤホンを、できるだけ賢く手に入れたい方
フラッグシップ級の性能を、競合よりも抑えられた価格で実現している驚異のコストパフォーマンス。
予算を重視しつつも性能に妥協したくない方に。
もしかしたら合わないかもしれない人
一方で、以下のような場合は、他の選択肢を検討した方が良いかもしれません。
- iPhoneをメインで使っており、Appleエコシステムの連携を最優先する方 → AirPods Pro 2
- バッテリー持続時間を何よりも重視するヘビーユーザーの方 → SONY WF-1000XM5
- とにかくケースのコンパクトさを最優先する方 → AirPods Pro 2 や WF-1000XM5
- ANCの絶対的な静寂性を極限まで追求したい方 → Bose QuietComfort Ultra Earbuds
- 音質は原音忠実で自然なサウンドが絶対条件という方 → ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 4
それでもFreeBuds Pro 4は「買い」！
当記事では、HUAWEI FreeBuds Pro 4について、注意点（デメリット）から始まり、その圧倒的なメリット、ライバル比較、ユーザーの声まで、徹底的に掘り下げてきました。
- 卓越したバランス: 音質・ANC・通話・装着感が高次元で融合
- 革命的な通話品質: 骨伝導VPUマイクで騒音下もクリア
- 至高の装着感: 形状記憶チップで長時間快適
- スマートな使い勝手: 直感操作、安定接続、マルチポイント
- 驚異のコスパ: フラッグシップ級性能を手頃な価格で
注意すべき点としては
- iPhoneでは機能制限あり（普通に使用する分には特に気にならない）
- バッテリーの減りはライバルよりも早い
これらの点を総合的に判断すると、HUAWEI FreeBuds Pro 4は、注意点を理解し許容できるのであれば、間違いなく「買い」と言える、非常に完成度の高いワイヤレスイヤホンです。
特にあなたがAndroidユーザーで、日常の様々なシーンで高いパフォーマンスを発揮するバランスの取れたイヤホンを、優れたコストパフォーマンスで手に入れたいと考えているなら、これ以上ない選択肢の一つとなるでしょう。
HUAWEI FreeBuds Pro 4が、あなたの音楽体験とコミュニケーションを、より豊かで快適なものへと導いてくれるはずですよ。
