スマートロックの最先端セサミ5/タッチ/タッチPro/オープンセンサーを使う

この記事を書いた人(きのぴぃ)
部品メーカー広告宣伝記事・電気系の雑誌や無線雑誌の元ライターをやってました。
以前よりガジェット集めをやっており、本業(電子機器メーカー勤務)の知見を活かしたレビューが得意です。
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機能や価格で他の追従を許さないスマートロックの覇者とも言えるcandyhouseのSESAMEシリーズ。従来の鍵からスマートロックにした人も結構多いのでは。

このSESAMEシリーズが2023年6月前後にリニューアルしたのをご存じだろうか(新製品発表会の様子はこちら)。機能も去ることながら、価格もバグっているとの評が高い。
そんな、新SESAMEシリーズを入手し、4カ月の長期間テストしてみたので、忖度無レビューをしてみたい。これから購入しようと考えている人も是非参考にしたほしい。

目次

セサミ5とは?

今回紹介するセサミシリーズは、全てスマホアプリで設定(通知も含む)、各機器の登録、機器の一元管理ができるので、安心だ。

セサミ5
総合評価
( 5 )
メリット
  • スマートロックでは2023年最安値。
  • 色が黒・シルバー・白の3色。
  • 専用のWiFiモジュールだけでなく、Nature Remo mini2との連携が可能となった。
デメリット
  • WiFiモジュールがないと、外出先から制御できない。スマホのBluetoothの電波が届く範囲であれば、Bluetoothで制御可能。Nature Remo mini2があれば代替可能。

セサミ5のユーザー対応

セサミ5他、今回の新機種はユーザーの意見を素早く取り入れ、すぐさまファームウェアに盛り込んでいるのは素晴らしいのだけれど、一部でバグが発生していた。現在では、動作が安定しているので問題ない。フットワークが軽く、即動くのが、Candy Houseの武器なのだ。

前モデルよりもスマートになった

上の画像(中央)を見ると分かるように、セサミ5の取付部分が前モデルよりも出っ張っているのが分かる。出っ張っていても、取付金具で位置を変えることができるので、全く取付に支障はない。

さらに横寸法も変更があり、セサミ4の金具とは、全く互換性がない。セサミ4からセサミ5にする場合は、専用の金具に付け替える必要がある。

金具の付けやすさは、前モデルを継承しているが、精密ビスなので、近眼の人は作業する際、要注意だ。

反応だけではなく、回転も速くなったセサミ5

前モデルと比較して、スマホアプリから開錠/施錠した際の反応もよくなり、回転も速くなっている。さらには、360°以上の数回転も対応可能となっており、特殊な鍵も使えるそうだ。
特に前モデルでも支障はなかったものの、セサミ5はさらに快適になった。2個追加取り付けして、ほぼ同時にオートロックで開閉する向きにも非常に使い勝手がいい。

今回紹介していないが、新たに登場したProシリーズであるセサミ5Proは、1日200回の開け閉めで10年以上の寿命(100万回)というモーターを採用している。今まで、セサミが故障するのはモーターで、泣く泣く買い替えていたものだが、安いのに長寿命では今後売れなくなってしまうのではないかと他人事ながら心配している。

Nature Remo mini2以上でも使用可能

Nature Remo mini2/Nature Remo mini2 premium/Nature Remo3でセサミ5(Pro)・セサミbotの制御が可能となった。今まで遠隔操作するには、専用のWiFiモジュールが必要だったが、Nature Remoの3機種で使用可能となったので、Nature Remoアプリに操作をまとめることができる。

一元管理できるようになると非常に便利。しかし、Nature Remoでは、セサミはシーンやオートメーション、スマートスピーカー連携には対応していないため、便利機能と連動させることができないのが残念だ。

\激安!さらに反応が速くなったSESAME5シリーズ/

トラブルの際はリセットする

リセットをする場合は、本体前面の小さい穴に針など挿入する

最近は、ファームウェアが安定したためトラブルは皆無といえるが、何らかの原因でトラブルが発生した場合は、リセットすると改善することもある。
方法としては、本体前面にある小さい穴に針などを挿入して、ボタンを長押しする。青いランプが点灯→消灯するまで押し続けたらリセット完了となる(セサミ5Proも同様)。

スマホアプリのクラッシュ

メーカーから発表されている内容だが、セサミ2などに使う古いセサミアプリがインストールされていると、現行のセサミアプリがクラッシュするケースがあるとのことだ。

古いセサミアプリは同居できないので、予めアンインストールしておこう。

古いセサミアプリが同居できないということは、セサミ2などの旧機種は1つのスマホで制御できないことを意味している。どうしても、旧機種も使いたい向きは、別途端末を用意しよう。

セサミタッチ、セサミタッチProの違いは?

セサミタッチ
総合評価
( 4 )
メリット
  • こじんまりしてよい
  • 指紋認証、カードID認証の2種類使える。
  • ファームウェアが改良されて、開錠した際は、2回ビープ音が鳴る(以前は、ビープ音1回だったので、施錠したのか区別がつきにくかった)。
デメリット
  • 指が濡れると、指紋認証の反応が鈍い。
セサミタッチPro
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 指紋認証、カードID認証、暗証番号の3種類の認証が使える。
  • ファームウェアが改良されて、開錠した際は、2回ビープ音が鳴る(以前は、ビープ音1回だったので、施錠したのか区別がつきにくかった)。
デメリット
  • 指が濡れると、指紋認証の反応が鈍い。但し、他の認証を使えば代替できる。

セサミタッチ&セサミタッチPro

セサミタッチ(Pro)には、こんなICカードが使える

セサミタッチ(Pro)は、ICカードを使って開錠することが可能となっている。対応可能なカードは次の通りだ。

  • Suicaなどの交通系ICカード
  • クレジットカード(Felica)
  • プリペイドカード(Felica)
  • おサイフケータイ対応スマートフォン
  • iPhone7以上のiPhone/Apple Watch…など

スマホやApple Watchに関しては、アプリから操作もできるので、なくてもいい気もしなくはないが、カードタッチで開けられるので、アプリを操作するよりも非常に便利だ。アプリを開かなくても、単にタッチすればよいのだから…。

施錠する際は、タッチセンサーを押せばOKよ!

セサミタッチProは、施錠・開錠ボタンもあるよ

車や自転車の盗難防止にも!セサミタッチのオススメの利用シーン

なんと!セサミタッチ(Pro)はセサミサイクル2の開錠にも使うことができるのだ。つまり、指タッチ、若しくはカードID(SuicaなどのICカード)で開錠できてしまうという訳(Proは暗証番号も可能)。

残念なのは、セサミタッチ(Pro)の自転車取付用オプションがないことだ。オプションに期待したい。⇒そう思っていたら、なんと!自転車取付オプションを発売してくれたのだ(SESAMEタッチホルダー)。Candy Houseさん、GB!!!!

\タッチで開錠!鍵いらず/

なんと980円!オープンセンサー

オープンセンサー
メリット
  • 980円と格安。
  • ドアを閉めて即施錠するといったことが可能。
  • 簡単で分かりやすい。
  • 電池交換しやすい。
デメリット
  • 現在は、まだセサミ5(Pro)でしか使用できない。
  • 鍵の施錠にしか使えないため、汎用センサーとしては使用できない。

\驚異の1000円切り!オープンセンサー/

簡単で分かりやすい

複雑なものではないので、取り扱いが簡単。マグネット同士を合わせるための鍵マークの刻印があるので、取付時に便利だ。

ちなみに、このオープンセンサーは、スマートロックを施錠するためのセンサー。元々、セサミシリーズには、タイマーで施錠する機能が付いているが、オープンセンサーを使えば、ドアを開けて閉めた際、即施錠するといったことが可能になる。スマートロックの機能を拡張するためのものだ。

電池交換しやすい

他のセサミシリーズとは異なり、電池蓋はスライドさせて外す方式。

セサミタッチシリーズとは異なり、電池蓋はスライドさせて外す方式を取っている。セサミタッチシリーズはイチイチ両面テープで貼り付けたのを剥がさなければならないので、両面テープの処理など大変面倒だ。

しかし、オープンセンサーは本体をスライドさせて外せるので、電池交換はラクチンだ。

セサミ5&セサミタッチ巷のレビュー

Xでのレビューでは悪い評判は見つけられず、メーカーのカスタマーレビューでは殆どの人が5点満点の評価をしている。今回の新セサミシリーズは、値段爆安であまり非の打ち所がない。玄関ドアだけでもスマートホーム化したい人には打ってつけだ。

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