FMラジオの電波の入りが悪く、ノイズに悩まされていませんか?
実は、古いVHFテレビアンテナを活用することで、FMラジオの電波受信を副的に改善できる方法があります。
この記事では、そのテクニックを詳しく解説していきます。
自宅に放置された30年物のVHFアンテナを再利用して、FMラジオの電波の入りを改善する方法を知りたい方に必要な情報を提供します。

これにより、クリアな音質でお気に入りの番組を楽しむことができるんですよ!
騙されたと思って、試してみて!!
この機会にチャレンジして、よりクリアな音質でFM放送を楽しんでみましょう。
放置されたVHFアンテナを再活用する手法
地上デジタル放送の移行により、多くの家庭でVHFアンテナが使用されなくなりました。
しかし、この古いアンテナは、FMラジオの電波受信を改善するために再利用できるのをご存知でしたか?
VHFアンテナは、かつてのテレビ受信用(90~108MHz)に作られたもので、FM周波数帯(76~90MHz)の受信に非常に適しています。
そのため、使わなくなったVHFアンテナを活用することで、自宅のラジオライフを劇的に向上させることが可能になります。



例えば、AMラジオの補完放送をクリアな音質で楽しむこともできるんだ。
さらに、昔のVHFアンテナは非常に堅牢で、再活用時に特別な機材を購入する必要が少ないのも魅力です。
この記事では、アンテナの基本的な仕組みから、どのように設置すれば最も効果的かについて詳しく解説します。
さらに、アンテナを設置する際に気を付けるべきポイントや、トラブルシューティングの方法についても取り上げます。
また、VHFアンテナを再利用することがいかに環境にも優しい選択であるかを掘り下げて説明し、そのメリットを最大限に引き出す方法についても触れていきます。
なぜVHFアンテナがFMラジオに最適なのか?
FMラジオの周波数帯は、以前のVHFテレビ放送に近い周波数帯域を使用しています。
そのため、古いVHFアンテナを活用することで、FMラジオの電波を効率よく受信することが可能です。
特にAM放送よりも音質が良く、ノイズが少ないFM放送をクリアに楽しみたい方に最適な方法です。
また、VHFアンテナは指向性が高いため、特定の方向からの電波を集中して受信する能力に優れています。
この特性を活用することで、周囲の雑音や干渉を軽減し、安定した受信状態を実現できます。
さらに、AMラジオの補完放送(ワイドFM)が普及している現在、クリアな音質と広範なカバー範囲を楽しむためにVHFアンテナを活用するメリットはますます高まっています。
VHFアンテナを利用したFM受信改善の方法
設置場所を確認
アンテナの設置場所は重要であり、高い位置や窓際、障害物の少ない場所が推奨されます。
また、屋外に設置する場合は、周囲の環境を考慮し、最適なポイントを見つけることが重要です。
特に、建物の影響を受けにくい場所を選びましょう。
方向の調整
電波を受信したい放送局の送信所にアンテナを向けることで、感度が大幅に改善します。
地域ごとの送信所の位置情報を事前に確認し、正確にアンテナの方向を調整することが重要です。



障害物があっても、電波が反射して強く聞こえるケースもあるから
諦めないで!
微調整を繰り返すことで、複数の局を効率よく受信することも可能です。
ケーブルの交換
アンテナとラジオ本体を接続する同軸ケーブルが劣化している場合、新しいものに交換しましょう。
特に長年使用している場合、ケーブル内部の導体が酸化している可能性があるため、信号の減衰を防ぐためにも交換は効果的です。



同軸ケーブルが劣化していると電波が減衰するし、
全くいいことはないんだ。
ブースターの使用
電波の感度が不十分な場合、アンテナブースターを使用することで受信状態を改善できます。
ただし、感度を上げすぎると逆にノイズが増えることがあるため、適切なレベルに調整しましょう。
都市部では、よほどのことがない限りはトラブルのもとになるので、ブースターは不要です。
実際に試した結果
私の実家では、30年以上屋根に放置されていたVHFアンテナを活用することで、FM放送の受信状態が劇的に改善しています。
アンテナの方向を最寄りのFM放送局に合わせて調整し、劣化したケーブルを新しいものに交換しました。
その結果、県外の複数の局がノイズなしで受信できるようになりました。
特に、都心部では強力な信号を受信できるため、追加のブースターは必要ではありませんが、地方で受信感度が弱い場合には、ブースターを適切に使用することで、ノイズの少ないクリアな音質が得られます。
また、障害物が多い環境でも、アンテナの高さを調整し、方向を微調整することで、期待以上の結果を得ることができるのです。
このように、設置環境に応じた工夫を加えることで、最適な受信状態を実現できました。
アンテナ使用時の注意点
古いVHFアンテナを使う際に次の点に注意しましょう。
- 障害物の確認 アンテナの設置場所にビルや高木などの障害物がないか確認してください。これらは電波の受信を妨げる原因になります。
- 防水対策 アンテナを屋外に設置する場合、ゴムなどで防水加工が施されているかを確認しましょう。長期間使用するためには、防水性が重要です。
- 安全な設置 自分で作業を行う際、アンテナの設置作業中は、転落などの事故を防ぐため、くれぐれも安全に注意してください。また、状況によっては、専門業者に依頼することも検討してください。
- ケーブル接続の確認 接続部分がしっかりと固定されているかを確認し、信号の漏れや減衰を防ぐ工夫を行いましょう。
環境に優しい選択
SDGsが叫ばれている昨今、古いアンテナを再利用することは、廃棄物の削減にもつながります。
新しい機材を購入するコストを抑えつつ、環境にも配慮したサステナブルな方法と言えるでしょう。
さらに、既存の資材を活用することで、無駄を省きながら効率的な受信環境を整えることができるのです。
このような取り組みは、環境保護の観点からも意義深いものと言えます。
実録 木ノ下家の環境をよくする
以前、埼玉の実家に越してきて真っ先に問題になったのが、VHFのTVがノイズ交じりでまともに見られなかったことでした。
その時は、施工業者がブースターを調整したとのことで、周波数が低いNHK以外(民法TV)は見られるようになったので、まぁいいかとすっかり忘却の彼方へ。
しばらくして、地上デジタル放送が始まり、もしかして、VHFアンテナでも見られるのではと思ったのですが、電波が弱いらしくまともに見られませんでした。
そこで、ブースターを付けたものの、あまり感度が上がらなかったのです。
無線をやっているのに、あることに気づきべきでした…。
結婚してしばらく実家を離れていた所、電気屋に言われて古いUHFアンテナを下してもらい、新たにUHFアンテナを建てたそうで。
そういえば、その頃、単にUHFアンテナの方向をスカイツリーの方向に変えればいいだけなのに、TVが見られなくなると嘘を言い、無知な年寄りを煽って、無理矢理新しいアンテナを買わせている電気屋が多かったようですね。
年老いているうちの親も、それにまんまと引っ掛かってしまったようで。
粗悪のケーブルで10年以上経ちボロボロ…
30年以上建った実家で、急に各部屋でFMラジオを聞きたいを思い立ちます。
しかし、以前VHFテレビがまともに見られなかったことを思い出しました。



さて、どうしたものか…。
そこで、一先ずテレビアンテナの周りを観察することにしてみました。
屋根に上ると、アンテナ工事した悪徳業者がどうも安い同軸ケーブルを使ったようで、ケーブルの被服が所々ボロボロと剥けていることに真っ先に気づきました。
これは宜しくないので、同軸ケーブルの交換をしようかと思い立ちます。
ちなみに、30年以上前に付けられたケーブルもあったのですが、こちらの方は色は若干くすんでいたものの、中身は至って新鮮。



地デジ用アンテナを立てた悪徳業者は、きっとこの粗悪なケーブルを使って、大儲けしたに違いないよ。
相当安かったに違いない。



30年なんて、アンテナも熟成されているかしら?


屋根を見ると、まだ屋根にVHF TVのアンテナがまだあったことに気づきました。
アンテナの中身がさび付いていなければ、ワイドFMのアンテナ替わりになりそうです。
なぜなら、ワイドFMの周波数は元々、VHFの1~3チャンネルで使っていたところだからです。
同じ周波数だから、そのまま使っても感度がいいはずと。
折角、地デジ用アンテナの同軸ケーブルを交換するので、ダメ元でついでにリサイクルしようと思い立ちました。
埼玉県南部地方は超強電界
色々調べてみると、どうやら実家のある埼玉県南部は、東京タワー周辺ほどではないものの、超強電界であったことが分かりました。
だから余計に電波が超強力になり過ぎて、TVがまともに見られない位になってしまった。
30年以上経ち、ようやっと謎が解けた瞬間です。
それなら、屋根にあるブースターを取ってしまい、単純な混合器だけでもいけるのではないかと。
できればもう少し配線をスマートにして、各部屋でTVも見られるようにしたいと、下の図のようにケーブルの配線を変更してみました。


各部屋にTVアンテナ用のコンセントがあるので、そこからTVやラジオに繋ぐことにしています。
どの部屋に行っても、TVやワイドFMが使える自分好みの家が30年の時を経てようやっと完成!と相成りました。
そのうち、短波受信用のアンテナも混合器を付けて、つなげてみようかなと目論んでいるところです。
交換工事の様子
屋根に上り、アンテナの様子を見る。長らくアンテナを支えているポールは錆びているものの、しっかりしているので、まだ使えそう。
ステー線もまだ交換しなくてよさそうです。
30年も前に設置された物だけれど、まだ使えるなんて凄い!
悪の根源であるブースター(写真左・中央)は使わないので取り外し、ブースターなしの分配器に交換しました(写真右)。






私は大分歳を取ったので、屋根に上る際、少々ビビリが入ったものの、怪我もせず無事工事完了しました。
今回掛かった費用
- 混合器:日本アンテナ M-UUF 4,480円(税抜き。某ホームセンターにて購入)
- 燃やせないゴミ用袋代 数十円
アンテナの方向を調整
一旦、屋根から降りてみて、TVとミニコンポであるマランツM-CR612に接続してみます。
M-CR612に関しては、こちらでレビューしているので、参考にしてください。


地上デジタル放送は、全く問題なし!
次に、ワイドFMの方を聞いてみる。東京方面を向いているので、東京のTBSと文化放送、ニッポン放送は電波が強力。
でも、聞けて当然の局にアンテナを向けるのは実にもったいなく、どの方向にアンテナを向けたらいいか…。
丁度、栃木放送と茨城放送もワイドFMを行っているので、栃木と茨城の真ん中位を狙って、VHFアンテナを向けてみました。


下にどんなFM局が受信できたか表にまとめています。
狙い通り、栃木・茨城のワイドFMを受信することができたことが分かりますね。
周波数(MHz) | 放送局名 | 送信所の場所 | 電波状況 |
76.4 | FM栃木 | 栃木県(宇都宮) | 電波が弱く、離調ノイズがあるものの、話の内容が分かる。 ※参考情報。元々昔のVHFアンテナでは、FMラジオの周波数をカバーしていないのと指向性が鋭い9エレメントということもあり、受信自体キツイか。 |
88.1 | 茨城放送 | 茨城県(つくば) | 離調ノイズがあるものの、話の内容は分かる。 |
90.5 | TBSラジオ | 東京都(墨田) | アンテナアイコンが表示(電波が強力であることを示す)。 |
90.9 | 山梨放送 | 山梨県(甲府) | 離調ノイズがあるものの、話の内容は分かる。 |
91.4 | 栃木放送 | 栃木県(宇都宮) | アンテナアイコンが表示されないが、ノイズがなく電波が強力。 |
91.6 | 文化放送 | 東京都(墨田) | アンテナアイコンが表示(電波が強力であることを示す)。 |
92.4 | RFラジオ日本 | 神奈川県(横浜) | 離調ノイズがあるものの、話の内容は分かる。 |
93.0 | ニッポン放送 | 東京都(墨田) | アンテナアイコンが表示(電波が強力であることを示す)。 |
93.4 | 栃木放送 | 栃木県(塩原) | 離調ノイズがあるものの、話の内容は分かる。 |
94.6 | 茨城放送 | 茨城県(加波山) | アンテナアイコンが表示されないが、ノイズがなく電波が強力。 |
アンテナの向きこそ違うけれど、RFラジオ日本や山梨放送、在京の3局も聞けるというおまけ付も付きました。
在京の局は流石にスカイツリーだけあって、見当違いの方向にアンテナが向いていても、電波が超強力なのですね。
お試しで北方向のFM局を狙ってみたのですが、群馬方向にアンテナが向いていないので、FM群馬はかすりもしなかったのですが、FM栃木はかろうじて聞くことができました。
電波の波長が合わず、電波が弱くなってしまうので、専用アンテナが欲しい所ではあるけれど、埼玉にはFM795なるFM局があり、丁度栃木・茨城方向なので、混信が心配(FM栃木の電波が弱いのは、もしや混信のせい?)なところがあります。



使わなくなってしまったVHF TVアンテナもこうやってリサイクルできるので、みなさんもお試しくださいね。
まとめ
古いVHFアンテナを活用することで、FMラジオの電波受信を劇的に改善し、クリアな音質で放送を楽しむことが可能です。
設置場所や方向、ケーブルの状態を見直すだけでなく、必要に応じてブースターやノイズ対策を取り入れることで、さらなる受信改善が期待できます。
テレビの混合器はロスを嫌ってか、大抵ブースター入りのものを使用していることが多いので、強電界の場所だと、電波が強くなりすぎてしまい、それが逆効果となることもあります。
下記のような、今回使ったブースターなしの混合器を使うと改善されます。
ぜひ今回ご紹介した方法を試して、自宅で快適なラジオリスニング体験をお楽しみください。
あなたの生活に新たな価値をもたらすこと間違いなしです!
さらに、この記事で紹介した方法を共有することで、周囲の方々にも快適なFMラジオ環境を広めるお手伝いができれば幸いです。
これからも多くの人がラジオを通じて素敵な音楽や情報を楽しめる環境を築いていきましょう。