3000円以下で買える製品の中に、スマートフォンのメーカーであるシャオミから発売されているRedmi Buds 4 Liteもあります。
ワイヤレスイヤホンでは、耳孔にイヤーピースを入れて使うカナル型が多く、耳が痛くなるからイヤホンは嫌だという人も。
3000円以下で買え、唯一スッと耳に入れるだけのインナーイヤー(イントラコンカ)型の一種なのが、このシャオミRedmi Buds 4 Liteです。
使用感を含めてレビューします。
シャオミRedmi Buds 4 Liteのメリット・デメリット

- イヤホンが取り出しやすい。
- イヤホンが装着しやすい。
- 12mmダイナミックドライバー採用!
- ANC機能がない。
- イヤホンが落ちやすい。
- フィットしにくいので、低音域が出にくい。
シャオミRedmi Buds 4 Liteレビューの解説
ここでは、私が上記レビューの評価に至った経緯を解説しています。


イヤホンが取り出しやすい。


バッテリーケースの設計が優れており、フタを簡単に開けられるだけでなく、イヤホン自体もスムーズに取り出せます。
この使い勝手の良さは日常的な利用シーンで特に際立ちます。
ケース自体はコンパクトながらも頑丈で、カバンやポケットに入れても気軽に持ち運ぶことができます。
また、ケースの開閉が滑らかで、耐久性にも優れているため、長期間安心して使用できる設計が施されています。
これにより、忙しい朝や移動中でも手間取ることなくイヤホンを使用することが可能です。
イヤホンが装着しやすい

インナーイヤー型ならではの軽快さが特徴で、耳孔に軽く差し込むだけで装着できます。
操作に手間がかからない点も大きな魅力です。さらに、イヤホンの軽量設計が長時間の使用でも耳に負担をかけず、快適な装着感を提供します。
この特長により、音楽鑑賞だけでなく、ポッドキャストや通話など多用途で活躍します。
特に初めてワイヤレスイヤホンを使用する人にとって、この装着の簡単さは大きなアドバンテージとなります。
12mmダイナミックドライバー採用

この価格帯では珍しい12mmのダイナミックドライバーが採用されており、クリアで迫力のある音質を提供します。
音楽のジャンルを問わず、ポップスからクラシック、さらにはポッドキャストまで、幅広いオーディオ体験をサポートします。
音質に関しても、専門家から高評価を得ており、手頃な価格帯のイヤホンの中でも群を抜いたパフォーマンスを誇ります。
また、低音域だけでなく中音域と高音域もバランスよく再現されており、全体的な音質の完成度が高いと感じられます。
ANC機能がない

低価格のイヤホンなので、流石にANC機能がありません。
イヤホンが落ちやすい

インナーイヤー型の構造上、装着が簡単な反面、外れやすいのも事実です。
特に運動中には落下のリスクが高く、注意が必要です。これを改善するために、市販のシリコンカバーを装着することで安定性を向上させることができます。
また、運動時専用のイヤーピースやストラップを併用することで、落下の心配を軽減する工夫も可能です。
このような調整により、より多くのシーンで安心して利用できるでしょう。
フィットしにくいので
低音域が出ない

耳へのフィットが不十分だと、低音域の再生能力が低下します。
私の場合、カスタムシリコンカバーを試しましたが、フィット感を完全に改善することはできず、低音の迫力を十分に感じられませんでした。
この点については、耳の形状やサイズに合ったアクセサリを利用することで解決する可能性があります。
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※上記の数値は点数ではなく、中音を基準(0)として、実際に聴いた際の音の大小を大雑把に表したものです。
厳密に測定した内容は、下記の周波数特性グラフをご覧ください。
【マニアさん必見!】シャオミRedmi Buds 4 Liteの周波数特性グラフ(タップすると見られます)

Redmi Buds 4 Liteの音質は、周波数特性がフラット寄りであり、インナーイヤー型としては珍しい特長を持っています。
この特性は特に測定時に人工耳にしっかりフィットした場合に際立つもので、明瞭で均一なサウンドを提供します。
人工耳での測定結果が良好であったことは、この製品の設計が精密に行われていることを示唆しています。
しかし、実際の使用感は個人の耳の形状やフィット具合によって大きく異なるため、一概に同じ効果を期待することは難しいです。
耳へのフィット感が不十分な場合、低音域の迫力が損なわれる可能性があります。
私の場合、完全にはフィットせず、低音域の表現力が若干不足していると感じました。
全体として、Redmi Buds 4 Liteの音質は価格帯を考慮すれば非常に優れていますが、最適な使用感を得るためには多少の試行錯誤が必要です。
シャオミRedmi Buds 4 Liteの主な特徴




3000円以下の安いイヤホンでありながらも しっかりした造り
日本市場に低価格スマホで殴り込みをかけたシャオミ。
ここまで知名度を上げられたのは、日本ではどのようなものを欲しがっているかというのを入念にリサーチして、製品を投入しているからなのですね。
シャオミRedmi Buds 4 Liteの特徴は、次の通りです。
- Bluetooth 5.2
- イヤホンの防水レベル:IP54
- タッチ操作あり
- 90分でフル充電。
- Google Fast Pairに対応しており、Androidスマホとのペアリングが簡単!

耐粉塵のテストをしないメーカーが多い中、IP54という耐水・耐粉塵性能は素晴らしい!
いい加減な中国の無名メーカーがはびこっている中、同じく中国のメーカーであるシャオミはかなり健闘しています。
HUAWEIなども然りですが、中国製であっても自社ブランドを持っているか否かによって、こうも製品のクオリティが違うのですね。
実際の使用感
Redmi Buds 4 Liteを使用してみると、上述したメリットがすぐに実感できます。
特にイヤホンの取り出しやすさは、バッテリーケースの設計が巧妙であるため、フタを開けてからイヤホンを取り出すまでがスムーズでストレスフリーです。



装着も非常に手軽で、インナーイヤー型ならではの利点を存分に感じられます。
このような特徴は、日常的な利用において特に高評価を受けるポイントです。
家事をしながらや外出先でさっと装着して使用できる便利さは、多忙なライフスタイルを送る方にとって大きな魅力でしょう。



イヤホンが外れやすいというデメリットもあります。
インナーイヤー型の特性上、長時間使用したり、激しい動きが伴う場面では耳から外れやすくなる傾向があります。
特にランニングやジムでのトレーニング時には、イヤホンが落ちないように注意が必要です。
この点に関しては、シリコンカバーなどを使用して安定性を向上させることが求められます。



音質面において特筆すべきは12mmダイナミックドライバーによる低音域の再現性は気になる点です。
私の場合、耳の形状に合わず十分なフィット感が得られなかったため、低音の迫力がやや物足りないと感じました。
この問題は耳に合うアタッチメントや調整を試すことで解決できる可能性がありますが、個人差があるため一概には言えません。
それでも、この価格帯でここまでの音質を実現している点は注目に値します。
適切なフィット感を得ることができれば、より深みのある音楽体験が可能となり、さらに満足度の高い使用感を得られるでしょう。
シャオミRedmi Buds 4 Liteのまとめ
価格が3,000円以下という驚きの価格帯でありながら、Redmi Buds 4 Liteは多機能で充実した性能を提供しており、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。
特に防水性能のIP54対応は、この価格帯では非常に貴重であり、汗や軽い水濡れにも耐える設計は日常生活や運動時にも安心感をもたらします。



Bluetooth 5.2に対応しているため、接続の安定性が抜群で、音楽や通話が途切れる心配も少なく、快適な使用感を提供します。
さらに、タッチ操作が可能なタッチセンサーの搭載により、直感的な操作が簡単に行える点も魅力です。
例えば、音楽の再生・一時停止、曲送り・戻し、さらには通話の受け取りまで、すべて指先で操作できる便利さは、日常の利便性を格段に向上させます。



急速充電に対応しているので、わずか90分でフル充電が完了し、忙しい日々の中でもストレスなく使用できますよ!
Google Fast Pairにも対応しており、Androidスマートフォンとのペアリングが非常にスムーズで、設定の手間を大幅に省いてくれる点も高評価です。



装着感や音質に関しては個人差があることを考慮する必要があるね。
特にフィット感が重要なポイントであり、これが不十分だと低音域の再現性が低下する場合があります。
ただし、耳の形状に合わせて調整やカスタムシリコンカバーの利用を試みることで、フィット感を改善し、さらに満足度の高い音楽体験を得られる可能性があります。
この点をクリアできれば、Redmi Buds 4 Liteは音質面でも十分満足できる製品となるでしょう。



Redmi Buds 4 Liteはコストパフォーマンスに優れた製品であり、手軽に音楽を楽しみたい方や、初めてワイヤレスイヤホンを試す方にもおすすめです。
機能と価格のバランスが非常に良いため、日常生活の中で気軽に使用できるイヤホンとして、多くの場面で活躍すること間違いありません。
残念ながら、カタログ落ちしてしまったため、Amazonには後継機であるRedmi Buds 6 Activeが発売されています。