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2023年の中学入試で考える論理的思考

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開成中の入試問題にも変化

最近、プレジデントというビジネス誌のネット記事で開成中学校の問題について言及していました。ビジネス誌でも、中学校の話題を取り上げるようになったのかと驚いた次第。

興味深いのは、大問5の問題。エデュナビというサイトで入試問題が紹介されているので、興味のある親御さんは、是非見てください。

よく読めばできる問題で、そのため算数の得点率で換算すると89.9%で、ほぼ9割に達したといいます。過去の試験の算数の合格者平均点は22年度60.7点、21年度55.8点、20年度49.5点となっていことから、過去4年を見てみると、明らかに算数の点数が取りやすかったので、他の教科の出来次第で合格不合格が決まってしまいます。

ちなみに、2023年の大問5は、問題の解き方のヒントが書かれており、順を追って解いていけば、自ずと答えが出てくる問題でした。しかし、この辺の問題が苦手な子は、恐らく小問で躓いてしまうかも知れませんね。
この問題を解くための基礎は当然必要と言えますが、プレジデントで言及された大問5は、テクニックめいた問題ではないということになります。

2023年麻布中学校の算数入試問題も考える問題

こちらは、中学入試のためのブログではなく、あくまでプログラミングスクールを中心に紹介するブログではありますが、論理的思考ということで話題にしています。あまり脱線しない程度に。(;^o^A

先にご紹介したエデュナビに麻布中学校の入試問題も掲載されています。

なぜ、麻布中学校かと申しますと、以前から考える問題が出されているからに他なりません。

大問6なども考える問題と言えますね。いかにして早く規則性を導き出せるかが問題を解くカギです。しかも、小問2は、「右端の4個を~」という文言に気づいていないと、時間がロスしてしまいます。
始めの数字と2個目の数字は、力業(?)で出せて、それにより、「右端の4個の数字が4375」となるための規則性が分かりますので、後の数字は、その規則に則れば簡単に出すことが可能です。
ちなみに、答えは「答えのらんはすべて使うとは限りません」と書いている通りになりますよ。
これも、よく問題を読まないと、6個全て答えが出ないからと焦ってプレッシャーになってしまいます。

論理的思考は入試でも活きてくる

中学入試だけでなく、高校、大学でも、考える入試問題というのが、増えていると言います。論理的思考を活用するためには、できるだけ低学年から論理的に物事を考える手法を鍛えておく必要があります。
今まであった言葉を使うならば、国語や算数なら「論理的思考」≒「読解力」と言い換えることができます。

「読解力」を鍛えるには、プログラミングは、最たるものです。プログラムは、規則性に則ったルーチンワークの塊ではありますが、そのルーチンを考えるのに論理的思考が必要となるのです。
また、人が作成したプログラムを読むためには、国語や算数の文章題などに出てくる言葉である「読解力」も必要となります。

何度も紹介しているScratch、一歩間違えるとお遊びになってしまいますが、効率よく学べば、論理的思考を育むツールにもなりえます。プログラミングスクールでメンターを求めるのもよし。
入試なども検討されている場合、学校の勉強と結び付けているようなプログラミングスクールがお勧めです。

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